マンガを描き始めて、はや20年にもなり、振り返ると、
あ〜まだまだ何も描いていないことに気付かされ、せっつかされ、
イラストレーションなんかも下手なりに描いており、
あ〜これも中途半端、何をやっているのかと思わされ、
アニメーションなんかも偉そうに作ってみたり、3Dや手描きなんぞやをデジタルでやってみて
これまた全部中途半端。いったい何屋さんなのかもこの歳になっても自分でも不明である。
本業の方々には多大なるご迷惑を掛けすぎて、謝っても謝りきれず、
今はことさら突っ走るのみ。
ついでと言っちゃ〜失礼ながら、後生にも少しばかりは伝えるつもりが、
逆に教わりながらの反省の日々。
どーかどーか、今後とも暖かく見守ってくだしゃい。
きっとこれは病なのだ、漫画やアニメやイラストに惚れた弱みといいましょうか・・・・。
by いがらしなおみ



■まんが
漫画は自分で言うのもなんだかたいしたものは描いてない。ただ好きで高校の時から描いている。ただただ好きだった。やがて偉人たちに出会い、挫折をし再び再燃し、東京で仲間に出逢う。これがもう運命的で病みつきになる。病みつきとは誰が言ったのか、一種の病であろう。好きだったアニメの世界も捨てて(つもりだった)、漫画の道を歩むことを決心。なんだかんだと20年近くもやっていると、らしく見えてくる。らしく・・・。これも怪我の功名だろうか。

■アニメーション
幼稚園の頃から一人で劇場に「東映まんが祭り」なる映画を一日中見て過ごしたことが今も頭から離れない。だから漫画よりもアニメのほうが圧倒的に早い時期に一目惚れしたことになる。あのときの、大人にとっても数時間は、子供にとっては同じ時間経過ではなかった。エンドレスで流されていたアニメを朝から暗くなるまで見続けた。家に帰ると、もう何年も家を留守にしていたかの錯覚に陥った。母親が妙に懐かしく思えたのは紛れもない事実だから。これもやはり病なのだと思う。

■イラストレーション
漫画界の偉人たちに出会い、やはり自分の無能さを思い知らされた時に、イラストレーションの世界は自分の格好の逃げ場となった。はじめた動機はこんな不純な動機なのだ。連続した動画や連続した漫画のカットは無理でも一枚絵のイラストなら出来そうな気がしたからだ。これがそもそも間違いのもと。自分の甘さに嫌気がさした。一つの事を極められない人間に、どんな事も極めることなど出来ないからだ。
でもそんな自分をしっかりと受け止めてやがて助けてくれたのは、何を隠そうこのイラストレーションのすばらしい世界なのだ。

■上記のアイコンをクリックして作品をご覧下さい。