1980年に、東京狛江高校のOBたちによって
結成された、肉筆漫画同人誌「市街電車」に参加。
同人仲間には、現役のアニメーターやプロのマンガ家になった者などを多数輩出している。
市街電車に所属していたアニメーターの紹介で、
手塚プロダクション、アニメ部にて研修生という形で
アニメーションを学ぶ。鉄腕アトムのカラー版を
制作真っ最中の時期であった。
そのときの縁で、その後の創作や生き方に
多くの影響を与えることになる、アニメーターであり、
漫画家の「坂口尚」先生に出会う。
その変わらぬ作品に対する情熱と優しいまなざしは
坂口尚先生自身もさることながら一つ一つの
作品にも表れていて、今自分が一つの作品を
創る時には、やはり大きな道しるべとなる。
1986年の5月に北海道深川市の広報誌に
4コマ漫画「クルミくん」を連載開始。
同時に当時、日本で唯一の色数、音源フル装備の
夢のマシーン、シャープのX68000や、
今や作業の核となってしまった、マッキントッシュに出会い
漫画・イラストレーション・CG等を制作、2Dアニメーション、3Dアニメーションなどの他に、CGキャラクターや、シンボルマーク的なキャラクター制作も多数手がけている。
そのほか影響を受けた作家たちに、漫画家では
手塚治虫、小澤さとる、宮崎駿、モンキー・パンチ、
萩尾望都、高野文子、さべあのまなど。
アニメーター・アニメ作家には、森やすじ、大塚康生、
月岡貞夫、ユーリー・ノルシュティン、フレデリック・バッグ。
児童文学では 「太陽の子」の灰谷健次郎、
「あのこ」の今江祥智、「ピラミット帽子よ さようなら」の乙骨淑子、「北の国から」の倉本聡。
また、これらの作家のほかに沢山のひとを世に送り出し、
出版界きっての良質の書籍を創りり続けた理論社の小宮山量平氏の生き方や業績に共感。(敬称略)
:現在、札幌市の専門学校札幌デザイナー学院のアニメーション専攻の講師を務めている。担当はDTP演習、ベーシックデザイン、作画、CG、アニメ制作、デジタルテクニックとアニメ・漫画史の講義を持っている。
「生きる事は学こと」「学んだことの唯一の証は変わること」を信念としている。